幼なじみの初恋

「アタシ・・・」

「もういいから。」

「でもっ!!」

「うぜぇんだよ!!」


うざい・・・??


「尚と仲良くやってな。」

「るきあが・・・いいの」

「さっき抱き合ったじゃん、かけるは優しい男なら誰でもいいわけ??」

「そんなんじゃないっ」


降り続く雨の音なんて

聞こえなかった。

るきあの声しか言葉しか

聞こない。


「お前はどおしたわけ?」


冷たい言葉と冷たい雨が

アタシを追い込む。


「アタシはっ・・・」


言葉が出ない。

どうしたらいいんだろう。

分かんない。

分かんないよ。


「俺といたい?尚といたい??」

「るきあといたい・・・」

「そっか・・・」


力なく笑った彼。


「ごめん、」

「え?」


謝ったるきあ。

なんで・・・









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