君を想うと~triangle love~
そしてクリスマスパーティー当日。



“18時に音楽室!!!!”




と一ノ瀬からキツく言われた(脅された)俺たち水泳部の部員は10分前に学校に到着。





一ノ瀬に怯えながら音楽室の扉を開けると…。






「メリークリスマ~ス♪」






パンパンっと鳴らされるクラッカー。







「すげぇ……。」






音楽室の中はちょっとした立食パーティーの会場のようになっていて。



テーブルの上に所狭しと並んだご馳走にキレイにコーディネートされた食器やナプキン。




スピーカーからは、JAZZ風にアレンジされたクリスマス曲が耳に優しく鳴り響く。









「みんな待ってたよ!理央と2人で準備したんだ♪」









大人っぽいノースリーブのワンピースに身を包んだ伊織。







「あ、あ、高宮センパイ……!!!!!」









その姿を見た1年の後輩は思わず全員揃いも揃ってソッコー前屈みになる。







「お前らバカだろ。
ほら、行くぞ?」










俺は男どもの頭を軽く叩くと音楽室の中に移動する。








「や、やべぇ…」

「見たか!?あの谷間!!」

「…うずもれてぇ~!!!!!」









俺の後ろでは男どもが悶絶。(ムカつく。)

堪らなさそうに伊織の体について語りあってる。(ムカつく。)



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