先生
「戸川…。
有難う…グスッ…マヂ有難う…。」


止まる事なく噴き出す涙で、恥ずかしい位…グチャグチャ。

いい年して…ホントバカな位泣いた。


「大人だから、男だからって我慢するな。

泣きたい時は、思いっきり泣け。」


戸川は、黙って飲みながら、優しく見守ってくれてた。


暫く泣いて、再び乾杯した。


沢山飲んだんだけど、全然酔えなかった。


こんな酒は初めてで……。


何故か無性に、飯塚に逢いたくなった。

逢いたくて、


逢いたくて…



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