先生


布団に潜り込むけど中々寝付けないでいた。


いい年して、彼女の理恵と逢う事に心がはしゃいでいた。


布団を出て、冷蔵庫からビールを出してプルトップを開けた。


喉を冷たくなったアルコールが流れる。

ソファーに一人膝を抱えて座る。



『先生!』



制服を着た理恵が、無邪気に笑う。


そんなアイツが俺の中を占める。


理恵……。


ちゃんと眠れてるか?


充電中の携帯に手を伸ばす。


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