先生
「飯塚、大丈夫か?どうした。」


「いったぁ…。」


ねじってしまった足を摩る。


「捻挫だな、これは。」


う…捻挫。


最悪ぅ。


「歩けそう…にないよな。
よし、先生がおぶってやる。

ちょい保健室に行ってくるから、そのまま続けててくれ。

飯塚、先生の背中に乗れ。」


おっ、おんぶ?


「遠慮するな。ほれ?」


私の前でしゃがんでおんぶの体制。


でも、恥ずかしがってる場合じゃないかも……。


「じゃあ…失礼します。」


先生の背中におぶさった。


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