先生
進路

母親の顔

時間は流れて、もうすぐ夏休み。


受験生には勝負の夏。


勿論、大学受験を希望の美咲も勝負。


私と一年の宮原君は、何だか美咲においてきぼりをくらった感じで、少し寂しい。


夏休み…バイトでもしよっかなぁ。


玄関のドアを開けると、男物の革靴が有った。


リビングから、母親が出て来た。



「おかえり。」



今日は、機嫌がいい。



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