先生
「どうかなぁ…って言われても。
お母さんの恋じゃん。

お母さんがいいなら付き合えば?」


それだけ言って自分の部屋に行った。


鞄を床に放り出して、ベッドにダイブした。


私は、今までお母さんが嫌いだったし、母親である前に女…

それが私の中で許せなくて、ずっと避け続けてきた。


私のお母さんは…おばあちゃんで、クマのキーホルダーだった。


それなのに……


『嫌だったら諦める。』


急に母親の顔しないで。



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