先生


最後に並んだ、背の高い先生に目を奪われた。


顔が綺麗だとかじゃなくて…。


何か知らないけど、その先生から目を離せないでいる。


心が熱くなってきた。


新任の先生が次々挨拶をして、その先生の番。



マイクまで歩く姿がとても凛々しくて。

先生と一緒に、私の目も動いていた。


「初めまして。
三年四組の担任と、日本史を担当します



村上 龍一と言います。」



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