俺様男と契約結婚?!



「今日のパーティ-海外の方の取引先も呼んでんだけど、今通訳の人が病気で突然休んだんだよ。だから今親父のところ大変なことになってる」




湊の言葉に私が相楽さんの方を見ると、外人がなぜか怒鳴っていた。




「湊、悪いけど俺は英語とフランス語くらいしか話せない」



彼方は申し訳なさそうな顔をして言った。





彼方と湊先輩のやり取りを聞いていた中崎親子が何かヒソヒソと話している。




ん?何話してるんだろ…

もしかして私のこと!?



私が近くによると話し声が聞こえてきた。



「美香、彼方君が困ってるわよ。早く助けに行きなさい」


そう言って中崎母は娘をぐいぐい前に押す。



「おっお母様!私話せるのはフランス語がやっとなんですのよ!?」



「あなた、彼方君をあんな一般庶民なんかに取られてもいいの!?」



「そっ…それは…」



「あんな女なんかどうせ何もできないのよ!だから今あなたがいいところを見せなきゃ」



「それもそうですけど…私はロシア語なんて…」




そういって美香ちゃんはうつむいた。




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