俺様男と契約結婚?!
えっ!
この2人知り合い!?
それにさっき奈美ちゃん彼方って言ってたよね?
私が混乱しているのをよそに2人は話を続けていた。
「あなたなぜ優稀ちゃんを迎えにきているの?」
「彼方様の命令だからです」
「命令って…
じゃあ質問を変えるわ。
彼方と優稀ちゃんはどういう関係なのかしら?」
「それは私の口からは言えません」
「そう。じゃあ彼方に今夜電話するって伝えといてもらえないかしら?」
「わかりました」
「じゃあ優稀ちゃん。
あんな奴に捕まって大変だろうけど必ず助けてあげるからね」
そう言って奈美ちゃんは自分の車に乗り込んだ。