どうやら私はキス魔のようです





「……朝……れん?」


「もう七時過ぎてるってば」



突き出された時計を見てみると、七時半ぐらい。




あされん……?


あさ……朝練!?





布団から勢いよく飛び出し、制服に手を伸ばす。



「なんで起こしてくれなかったの!

これじゃ完全遅刻じゃん!!」



「揺さぶったら『ごめんなさいぃ~』って言ってんだもん」





あ、違う。


朝練なんだから制服じゃなくてジャージなんだ!






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