ONE LOVE
隣の扉が開いていたので、顔を覗きこむ。
「あっ、あの……」
返事なし。
なんで?
まさか、倒れてたりする!?
病気とかで、もうダメ…とか!?
もしそうなら一大事じゃん!!
大変!!
私は急いで
「お邪魔します!!」
隣の部屋に入った。
中はやっぱり綺麗で、あちらこちらにダンボールが置かれている。
リビング前のドアに手をかけ、開けると、すぐ隣にキッチンがある。
よく見るとそこに人が壁にもたれるように座ってた。
部屋は暗くて、まだ昼間だけど、太陽の光からキッチンは遮られているので、顔はよく見えない。
「あの……大丈夫ですか?」
考えると、どこの誰かも分からない人と接触するのは危険だけど、そんな事言ってる場合じゃないし……
でも怖い……
「えっと……」
返事が無くて困っていると、暗い影が動いた。
「……誰?」