「病院ですよ?!走らないでください!!」


看護師さんのお叱りの声が、
ドアの向こうから聞こえてくる。


「すみません。」


「気をつけてくださいよ?!」


「はーい。」


一体何歳なんだ。
病院は走っちゃいかんだろう・・・


コンコンっ。


「はいはいっ!!」


涙の線を消すように
ママは持ってたハンカチで
目頭を押さえて、
ドアのほうへ急ぐ。


・・・誰が来たのかな?

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