爆走★love boy
「亜美!」



小走りにコンビニへはいって来た先輩に、私の思考は途切れる。



うわうわうわわわっ!



先輩の本性を知った後でも、やっぱり先輩の私服姿はかっこよくて目がチカチカした。



この前会った時とは違う、茶色いパンツにジャケット姿。



「お、オハヨウゴザイマス」



そのかっこよさに思わず器械的な口調になり、ギクシャクとお辞儀をしてしまう私。



「なんか妙に緊張してねぇ?」



そう言って、プッと笑う先輩。



そりゃぁ緊張するよっ!



目の前のガラスに映った自分たちの姿を見て、不似合いじゃないかな?



なんて確認している私。

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