爆走★love boy
そのままヌルヌルとした感覚が耳たぶに絡みつき、先輩が舌を這わせているのだとわかった。


「や……だっ」


「やだじゃねぇよ? 人の気持ちもてあそんどいて……ムカツク」


耳たぶから首へ、舌を這わせる樹先輩。


こんな感覚は初めてで、めまいに襲われたように頭の中がクラクラしてくる。


「ほら、早く本当のこと言えよ」


先輩の手が、私の胸元に触れそうになる。
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