爆走★love boy
好きで、好きで、どうしようもなくて。


こんな短期間で、先輩の色々なことを知って、


その上で、付き合ってほしかった。


気持ちがしっかり追いついた正式な恋人に……。


樹先輩は私を壁に押し付けていた手の力を緩めて、スッと体を離した。


そして、出会ったころ見た優等生の笑顔を浮かべた。


「よく、できました」


そう言って、私の頭をなでる。
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