爆走★love boy
私は体中から力がぬけて、その場にしゃがみ込んでしまいそうになのを、なんとか耐える。


「じゃ、帰ろうか」


「う、うん……」


先輩に手を引かれ、慌ててその後をついていく私。


に、二重人格……!


かっこよくて、優等生で、喧嘩っぱやくて裏バンで。


そんな樹先輩を私は全部ひっくるめて、大好きなんだ……。

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