空の大切なもの
フワっ

「まぁ、無事でよかったよ。」



健仁さんは、俺の頭に手を置いてそう言った。


俺はこのとき、とても安心した。



「聡さんもよくここに来てたなぁ。」

「父さんが?」

「あぁ、聡さんはここからの景色が好きでな。何かあったときはいつもここに来てたよ。」




俺と一緒だ・・・
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