大好きな君。

嵐「日向の世話?」


妃「…お母さんとお父さん、海外に行ったの」


嵐「…え、仕事?」


妃「うん、お父さんの赴任で、お母さんも…」


嵐「着いて行ったのか…。あの人ならやりそう」


妃「…うん」


嵐「で?何でそんな焦ってんの?」


妃「だって今まで日向のこと何もしてないし…」


嵐「で天の様子を見に来たとか?」


妃「そうっ!」


嵐「そうか、俺に会いに来たんじゃないのか…」


妃「5歳児相手にヤキモチ妬かないのっ!」


妃「天ちゃん、しばらく日向と遊んでてくれない?」


天「うんっ、いーよ!」


妃「…幼稚園って何かする事あるのかな…」


嵐「何もねぇよ?参観とかぐらい」


嵐は妹の天ちゃんの面倒をずっと見てる。


両親は2年前に事故で亡くなってて、


家事も天ちゃんの事も全部1人で…


私はそれを手伝ってきたから、日向の事も


結構出来ると思うんだけど…


幼稚園の事とかを


何も知らなくてですね…


嵐「…ま、成せばなる」


妃「…日向がひねくれたらどうしよ」


嵐「それは無いだろ」


妃「天ちゃんはひねくれるかもよ?」


嵐「どうゆう意味だよそれ」


妃「そうゆう意味でーすっ」


嵐「な゙っ…」


妃「日向ーっ帰るよ!」





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