あなたに会えた喜び
  


―――――――――――――。



誰かが玄関を開けて、階段を上がってくる音がした。




お…母さん……?



真っ暗な部屋に、二階の廊下の明かりが薄っすらとあたしの部屋に入ってくる。






誰……?





「礼……?」



高い女の人の声があたしを呼んだ。



「お…母さ…ん?」



そう言ったとたんに、高い声の持ち主はあたしに飛びついてきた。




「礼――――――――っっ!!!!!!!!」




「!?!?!?!?っみ!!美央!?」




あたしに飛びついてきたのは美央だった。





「何でチャイム押してんのに出ないの?」



「え…あ、ごめん…」



「思いっきり心配したじゃん!!」



「ふふふっ」



「笑ってんじゃないのっ!!」



ちょっと美央の怒った顔。



  可愛い……


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