あなたに会えた喜び
優介の話はちゃんと聞こえてる。
言ってる意味も分かる。
だけど・・・・・・
うまく言えないけど・・・・・・
何か全てを飲み込めない感じ・・・。
「たまたま・・・どうしたの?」
「お酒飲んでかなり酔っ払ってた先輩が、多分礼の写真を持って礼のお父さんに“これアンタの娘でしょ?俺会ったことあるし・・・。この子に何かあったらどうする?”って・・・脅してて、礼のお父さんから金をゆすってた・・・・・」
「うそ・・・っ・・・。じゃあ・・・お父さんの会社が倒産したのもそのせい?」
「いや・・・それは・・・多分、先輩達が礼のお父さんに何回も脅して酒を無理矢理飲ませたせいだと・・・思う・・」
「先輩達があたしのお父さんを殺したの・・・・・・?」
「あの日・・・礼のお父さんが死んだ日・・・先輩達はいつも以上に礼のお父さんにお酒飲ませてた・・・・・・だから・・・礼のお父さんは泥酔状態で車に乗ったんだと思う・・・・・」
「そ・・・・・・んな・・・」
「ごめん礼。そのことをずっと言わないで・・・・・」
「それが“例の彼女”ってことだったの・・・?」
「・・・・・・うん」
「優介は見てたんでしょ・・・?見てたのに何で止めてくれなかったの・・・?」
「ごめん・・・・・・」
「ごめんじゃないよ・・・・・優介も先輩達と一緒だよ!!!優介もあたしのお父さんを殺したんだ・・・・・・」
あたしは涙でぐちゃぐちゃだった。
それ以上優介はなにも喋らなかった・・・