あなたに会えた喜び
「礼……」
「…何……?」
「このままじゃダメだよぉ…」
このまま……
「美央…」
「何…?」
「優介の先輩とあたしの関係性って何かあるの……?」
「…なにそれ……」
「あっ…なんか優介の先輩が…“例の彼女…”とか言ってたからさ…」
「何?“例の彼女”って……」
「あたしもわかんない……。でも、優介の先輩達がいた所は、昔あたしのお父さんが勤めてた工場だった……」
「…礼…?」
「あたし…訳わかんないっ!!!優介が何をあたしに話したがってるのかも…何で、優介の先輩があんな変なこと言ったのかも……っ……ふっ……」
涙が…
大粒の涙があたしの頬を伝った…
「礼……あたしが今礼に言えることは、関わらない方がいい…。関わって辛い思いするのは礼だもんっ!今だって、十分辛いでしょ?
食事だって食べたがらないし、怖くて眠れないし……礼は関わんない方がいいよっ!!!」
なんで美央はそこまでしてあたしのこと思ってくれて、あたしのために泣いてくれるの…?