大好きな君にエールを
──side*康也──
病室のドアを開けた瞬間、ここは何処だと思った。地元に戻ったのかと思った。
…だって、麻帆がいたから。
シゲさん達に急かされて、俺たちは外へ出た。麻帆は俺の後ろにいる。
俺は麻帆に謝ることを必死に考えていた。でも、なかなか切り出せなくて沈黙が続く。
でも、目の前に映る青空を見上げたら勇気をもらえた気がして、麻帆に謝ることが出来た。
だけど麻帆からも謝られた。お前は悪くねーんだよ?俺が悪いんだよ。
麻帆はいつも、俺のことを応援してくれてるんだ。そんな麻帆に、俺は自分の感情を押し付けてしまったんだ。
辛いからって、話を聞いてほしいからって…八つ当たりするのは良くないことくらいわかっていたんだ。