Eternal Triangle‐最上の上司×最上の部下‐[後編]



翌日。



あたしは福嶋くんに殴る蹴るの暴行を働いた。



言うまでもなく。







――ガチャ…



顔も見たくなくて、天気もいいことだし店の裏でランチをとることにした。



するとタバコをくわえながら福嶋くんが出て来た。



何で出て来んのよっ(`Д´)



逃げてきた意味がないじゃない!



あたしはあからさまにつんとそっぽを向いた。



「まだ怒ってんのか?」



「当たり前じゃない! こんなの…こんなの…親にだってされたことないのに」



「…ア●ロ・レイかおまえは; 親がやったらただの変態だろうがバカ」



「ウチの親は福嶋くんみたいに変態じゃないもん!」



首とかならまだ状況が分かるけど、お腹とか太腿の内側とか、状況を想像しただけでいかがわしいこと極まりないじゃない!



寝込みを襲うなんて最低!



「ほかに変なことしてないでしょうねっ?」



疑いの目を向けた途端、ふっとタバコの煙を顔に吹きかけられる。



「…っぷ…ちょっ……!?」



思わず目をつむって次に目を開けたときにはなぜか目の前が真っ暗になっていた。



え…?



ちょん、と唇に何か触れた。



「口開けろ」



口…?



タバコの匂いを間近で感じる。



至近距離で福嶋くんの息遣いを感じる。





「……ん…っ…!?」





そのとき唇を割って口の中に何か侵入してきた。





な、何っ…??





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