殺人ゲーム
『ちょっとマジメな話しなんだけど,ZOFの正体って…一体何?』
千由が怪訝そうな顔付きで言った。
『ぅ〜ん…よく考えたら変だょね。ゥチ等にこんなことさせて,何が目的なわけ?こんな,こんなゲームが無ければ彰だって死なずに済んだのにっ…』
絵莉は怒りと悲しみで震えてぃる。
『彰?ってもしかして…』
『絵莉の彼氏だょ』
絵莉の代わりにぁたしが答えた。
ょく考えたら,絵莉は今かなり辛いはずだょね。
なのにぁたしは咲のことばっかりで,絵莉にはなんにも…。
絵莉は凄い。
彰が死んだんだから,もっと取り乱してもぃぃはずなのに。
って,ぁたしも彰とは友達だったのに,なんともなぃのはぉかしぃ…のかな?
悲しいのは悲しい…でも,何か違ぅのは,実感がなぃからだろぅか。
でも,彰とは中学から一緒だし…
ぅーん…

『綾芽,聞いてる?』
絵莉に言われてぁたしはハッと我にかぇる。
『ご,ごめん』
『綾芽ちゃん,大事なコトなんだょ?ちゃんと聞いてて』
『千由…ホントごめん』

『綾芽の為にもっかい話すけど,ZOFの正体って,もしかしたらぁたし達とは何の面識も無いんじゃなぃ?』
『ぇっ?そうなの??』
『って,あくまで推測だよ!だって,ぁまりにも方法が回りくどいと思ゎなぃ?恨みがぁるなら自分の手で殺せばぃぃでしょ。無差別殺人とかみたぃに,殺人そのものを楽しんでるょぅにしか見えなぃょ』
『な,なるほど』
『っまり絵莉ちゃんは,ZOFの気まぐれでこんなことがぉきたって言いたぃんだょね?』
『そぅゅぅコト』

『【22人目が失格となりました。残りは78名です】』

『綾芽聞いた?この楽しそうな声。信じらんない…』
『てかさ…ケーサツとか,何やってるわけ?何で来ないの??』
千由が怒ったょぅに言う。
すると,マイクから返事が…。
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