先生がいた。

そして後日。
先生の主張が事実だったことを知る。

音楽室でのクラス練習が終わり教室に戻ろうとドアを出ると、先生も授業終わりだったのか廊下で遭遇。

「やっぱりいいなー。歌って!ラララ~~♪」

!!!
いま先生が口ずさんだ曲はわたしたちの学年の課題曲!
しかも、一番の高音でキツいところだ。

「うわ!先生が歌った!やだ~!」

どうしてわたしはこんなにスラスラ嘘をつけるんだろう。

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