先生がいた。

すっかり忘れていたけど、5時間目は理科だった。

先生が来てしまう!

理科はいつも2人の先生でやっているけど、もう一人の先生が休みだから今日は高崎先生が一人で授業をする。

先生が教室に入ってすぐにひとしきり、皆から祝福の声。

わたしも笑う。
それでもやっぱり指輪が気になる。

先生が髪を左手でかきあげる度に、キラっと光る。

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