先生がいた。

それからいつものように先生をからかって、予鈴が鳴ったから教室に戻った。

実は朝から気になってしょうがないことがある。

先生の左手の薬指。
いままではなかった指輪。

これから一生そこに在りつづける指輪。

気づかないフリはやっぱりできない。

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