君となら墜ちてもいいよ?
空を見上げると、どこまでも限りなく続いているだろう青空に吸い込まれそうだった。


私が空を見上げていると、彼は私の左手を掴んでグイッと起き上がる。


「憧れもあるけどさ、先生は先生らしく、が一番なんじゃない?

その中で答えを出せる日が来る…なーんてねっ」


クスクスと小悪魔のように笑って、

「また明日、屋上で。お弁当ごちそうさま」

って言いながら手を振り、ドアの向こうへと消えた彼。


“また明日、屋上で”か…。


図々しく、ふてぶてしい奴だと思っていたのに…元気づけられた自分が居る。


私よりも年下なのに、言う事は大人で、しっかりとした彼。


貴方が去り際に言った言葉、

『先生は先生らしく、が一番なんじゃない?

その中で答えを出せる日が来る』

って嬉しかったよ。


私は私なりに頑張れば良いんだよね?


真似をするんじゃなくて、良い部分を受け止める。



< 15 / 30 >

この作品をシェア

pagetop