君となら墜ちてもいいよ?
私がありのままで居られるように、吸収した何かを無駄にしないように…

今を頑張る。


さぁて、もうすぐ午後の授業が始まる。


気を取り直して、心を入れ替えて取り組もう。


家に帰ったら、お母さんに今日あった事を愚痴ってしまうかもしれない…。


それでも、前に進みたいから、協力してよね?


名前も知らない彼も有難う、ね?


明日は名前を聞いてみよう―――……


「谷川さん、随分とスッキリした顔をしてるわね?昼寝でもしたのかしら?」


社会科準備室に戻るなり、中田先生に嫌味を言われて、ビクッとする体を必死に抑えた。


「昼寝はしていません。空を眺めて来ました」


まずは、おどおどしないで答えられるかどうかにかかっている。


私は精一杯の勇気を出して、真っ直ぐに答えた。


「そう…今日は最高に良い天気だわ。気分転換になったでしょう?午後からは気合いを入れなさいよ?」



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