君となら墜ちてもいいよ?
私が笑ったから、恥ずかしくなってしまったのか、私に背を向けて、残りを食べ始めた。


食べ終わると、

「ごちそうさま」

って言って、空のお弁当箱を差し出すと、立ち上がり、ドアの向こうに消えた。


もしかして、ご機嫌斜めになっちゃったのかな?


お弁当を食べて待っていたけれど、彼は戻っては来なかった…。


―――三日目、お母さんのお弁当に戻った。


彼の分はなくて、私の分だけ。


からかったつもりはないのだけれど、私の態度が傷つけてしまったのかな?


お弁当を無邪気に頬張る姿が嬉しくて、つい口に出してしまったけれども…彼にとっては不愉快だったのかも?


私は身支度を済ませると、心に穴が空いたような気分のまま、電車を乗り継ぎ、母校へと向かった。


今日は一人のお弁当か…。


唯一、心を許し始めていた人物とも疎遠になったようで、気分は優れない。


私の心に反映してるかのように、空模様も今すぐ泣き出しそうだった…。



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