櫻桃~サクランボみたいな二人~
#光輝side#
人の波に揉まれ、疲れ果てている俺と桃花。
「桃花、ちょっと待ってろ」
「うん。わかったぁ」
えっと―――…。
自販機…は??
「あった。えっと…アイツはアセロラジュースで…」
俺は、コーヒー…。
自販機で飲み物を買って、急いで桃花の元に戻った。
すると…。
「やめてくださいっ!!」
桃花の声がした。
桃花の周りに人が沢山いた。
「桃花っ!!」
人混みを掻き分けて中へ向かった。
「触らないでっ!!」
「良いじゃねぇかよぉ」
「俺らと遊ぼうぜぇ??」
桃花がナンパされてた。
でも、ただのナンパじゃなく、少々乱暴に桃花を扱う。
「こ…うき。助けて…」
「あぁん??誰だソレ?」