櫻桃~サクランボみたいな二人~


#光輝side#


とうとう、校内街宣まで、10分となった。

っていっても、何すりゃ良いんだ?

街では、車に乗って、軽く演説っぽいこと話して、ヨロシク!みたいな?

まぁ、いっか。

「光輝、あたし、何したら良いの?まったく分かんないけど…」

どうすりゃいんだ?!

「ねぇ、光輝!」

「俺だって、わかんねぇ…。波重に聞けば、何か分かるかもしんねぇ」

「『波重』じゃなくて、『波重先生』よ。光輝くん?」

こ、この声は?!

「な、波重?!…せ、先生…」

「あたしを呼び捨てするのは、10年早いのよ」

「す、すみません…」

でも、10年経ったら、呼び捨てで良いって言うことか…。

って、今、そんなこと関係ねぇーか…。

「あの、波重先生、あたし達、やることがまったく分かんないんですけど…」

「あぁ、光輝くんは、自分の演説を簡単にして、大きな声で言う。桃花さんは、
光輝くんの後ろで、『櫻光輝、櫻光輝を、宜しくお願いしま~す!』って、言ってれば
良いのよ」

「「あ、ありがとうございます!!!」」


こうして、校内街宣はまで、あと5分となった。






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