涙が愛しさに変わるまで


「焼き鳥うまそー!」



さっきの変なムードから一転して、いつもの今井さんに戻った。



子供みたいに、どれがいいかな~なんてはしゃぐ今井さん。



今井さんはとりあえず、王道のももを選んで一口食べた。



「うまーいっ!!」



ニコニコして食べる今井さんにつられて、あたしもつい笑ってしまった。



でも……なにがヤバいのかよくわかんなかったんだよね。



今だに疑問……。



「真依ちゃんすげーよ!こんないい居酒屋見つけるなんてよ!」



「そんなことないですよ!」



「ま、でもここで決まりには違いねーし!偉い、偉い!」



なんていいながら焼き鳥を食べる今井さん。



楽しい人だよなー。



あたしはビールをまた一口飲みながら、楽しそうに笑う今井さんを見ていた。





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