涙が愛しさに変わるまで
……今井さんが……あたしを?
……なにかの冗談?
「わっ!ごめん!」
そう言ってあたしから、遠ざかる今井さん。
「あー!言っちゃったよ!俺のバカー!」
今井さんはしゃがみこんで頭をかかえた。
目の前で起こっていることが、なかなかリアルに感じられない……。
だって……あの爽やかな今井さんに……あたしが告白されるなんて……。
あたしが今井さんを見ながら考えこんでいたら、今井さんがあたしをチラッと見た。
「えーっと!返事とかいつでもいいから……ちょっとでも恋愛対象に考えてみてくんないかな?」
少し笑って、今井さんはあたしの頭を撫でて帰っていった。