涙が愛しさに変わるまで
―ピピピピ、ピピピピ
「……ぉきるよー」
あたしは目覚まし時計を止めて、起き上がった。
「んーっ!よく寝た!」
そういえば昨日なにがあったんだっけ?
えーっと……佐藤さんと遊んで、居酒屋さんに行って、桐沢しゃ……!!
そうだよ!桐沢社長は!?
あたしは部屋を見渡した。
………そっか……夢かぁ。
そうだよね。
桐沢社長がいるわけないじゃん。
「あー!お腹へった!」
あたしはドアを開けてリビングへ移動した。