― Summer Drop ―
「………東中野球部。」

「の誰?」

「………………あ、バス来た!じゃあね。」

会話を途中で打ち切り

朋子はバス停へと走った。

「おい、待てよっ!」



辰雄の声は

バスのドアが開く音に掻き消された。

< 143 / 192 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop