無口なDarling


家に帰り、いつものように澄子は俺の部屋に入りベッドに座る。



「ハ~でも今日すっごい楽しかったー!」



嬉しそうに足をバタバタさせている。



・・・でも理想のデート・・・全然出来てねーよ?



オシャレなカフェも連れてってやってねーし、観覧車も乗ってない。




結局いつものように俺の家でゴロゴロじゃん。




・・・もう澄子はさっきみたいに嬉しそうに笑ってくんねーのかな。



「私ね、猛とあそこ行きたーい!とか、一緒にこれやりたーいとか!色々あったんだけどね?今日猛が頑張って私のデートに付き合ってくれたじゃない?それで思ったんだー」



ベッドの上に座って、まだ足をブラブラさせている。



「私、猛と一緒にいられればいーや!って。ギューってくっついてられたらそれでいい!」


ニコニコと笑う澄子。


「映画館でいっぱいくっついてたら、やっぱりいつもみたいに猛の家でずっとくっついてた方がいいって思っちゃったぁ」



えへ、っと照れたように笑って、パタっと横に倒れ枕に顔を埋めた。


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