無口なDarling



あれからダブルでうるさい。



電話が鳴れば、あいつから文化祭に来いと言われるし、隣では澄子から毎日のようにコンテストの勧誘。



は~うるせー。



「昨日からパックしてるの!どうして?そっりゃあ」


「コンテストには出ない。だから洒落ても無駄」



朝からうるさい澄子。



なんでそんな出たいんだ??・・・「こんな格好いい彼氏なんです」って自慢したい??


ふざけんなっつーの。


俺は、澄子をあんな見せ場みたいな場所に連れて行く気は無い。



俺だけが、俺だけの澄子でいればいい。



誰が認めるとか、認めないとか。そんなの関係ない。



俺が澄子を好きで、あいつも俺のことが好き。




それでいーんだよ。




大体優勝すると思ってんのか?・・・無理だろ。



完璧、俺は無愛想だしお似合いカップルに選ばれるわけないだろ。



そんで、どーせ澄子は「私の鼻が低いせいだ」だの、「もっと大人っぽかったら」とかうるせーんだから。


そんなの出なくたって、澄子は俺の一番なんだし。



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