無口なDarling
「ね~猛~?」
「・・・お前さぁ、なんでそんなコンテストなんかに出たいんだよ?お前に恥ずかしいって感情は無いのか?」
いつものように、コンテストへの勧誘をしようとすると、猛がいきなりちょっと怒ったようにそう言う。
恥ずかしいって感情??
「・・・猛は・・・恥ずかしいの?」
そう言う私に、少し呆れた顔をする。
「当たり前だろ?」
即答で答える猛に疑問が生まれる。
「私の事恥ずかしいの?」
「は?」
「背が低いから??顔が幼いから??だから恥ずかしいの?」
ダメだ・・・どんどん嫌な方に考えが行っちゃう。
「澄子っ」
「それとも鼻が低いから?スタイルが良くないから?猛には似合わないから?猛が今まで付き合った子と全然タイプが違うから?」
「落ち着けって!」
猛が、私の腕を掴み顔を覗こうとする。
「~っ友達にっ!私の事紹介したくないから・・・!?」
本当は・・・コンテストとかじゃなくて、猛の友達に会ってみたかったの。
猛に、堂々と“彼女”って紹介されてみたかったの。