無口なDarling
「・・・おっせー」
飲み物飲むのにどんだけかかってんだ?
「しょうがねーな」
立ち上がり部屋を出て、トントンと階段を下りる。
ガチャっと居間のドアを開けて見た光景に俺は目を疑った。
「澄子?お前・・・おい!!」
目も疑うような光景。
それは、
キッチンの机には飲みかけのビール。
そして空のチューハイの缶が2本。
そして当の本人は・・・・
「おい!凍死すんぞ!」
冷蔵庫に上半身を突っ込んだまま、ボーっとしている
。
急いで抱き上げると顔は冷たいけど、身体は熱を帯びていた。
「たっけ~・・・」
・・・こいつ、なんで酒なんか飲んでんだよ?
「おい!」
「猛~」
俺の名前を呼びながらギューーと俺の首に抱き付いてくる。
「・・・」
でもちょっと酒の入ってる澄子に興味がある。