無口なDarling

それはそれは昼下がりの町。



日曜日、猛と新しくできたショッピングモールにデートをしに来ました!



「だりぃー」



人ごみが苦手な猛はさっきからこれ。



「もう!!楽しもうよー!」



「・・・」


「たまには私の好きなこともしたいー!」


いっつものドライブデートだって全然いいけど、たまにはこんなデートもいいよね?



そんな駄々をこねる私に諦めるように猛が口を開いた。



「・・・じゃあ昼は譲るかな。」



「??」


昼、は?ってどう言う意味?



「夜は俺の好きなことするからな?」



耳元でそう囁いて、歩き出した。


「なっ!なっ!」


それってそう言う意味だよね?



思いがけない一言に赤面する私。そんな私を置いてスタスタを進む猛。


猛のエローーーー!!



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