闇の花~2人の殺し屋~
こんな奴になんかに時間を割くものですか。
「いいじゃ~ん。今日は合コンがあるから早く帰りたいの!」
だからって何であんたの代わりをしなきゃいけないのよ。
すると隣のギャル系女が口を挟んできた。
「用事って塾とかぁ~?だってあんたみたいな女、誰も相手しないでしょぉ」
「言えてるぅ!」
2人はケラケラ笑っている。
全然ムカつきも何も思わないけどいい加減、邪魔。
「ねぇ~いいでしょぉ」
もう、嫌…!
「私はやらないから」
そう言って2人を睨んだ。
この一瞬、昼の“月乃”のから夜の“ヒース”に変わった。
さすがに鈍そうな2人とも体がビクッとなった。
「そ…そう」
そう言って、ササッって去っていった。
睨んだだけでああなるなら言わなければいいのに…
そして放課後になり私はバーに向かった。