闇の花~2人の殺し屋~
ため息をついて私はベッドに寝ころんだ。



まさかこんな風になるなんて予想外もいいところ。



私はあいつらの仲間になんてならないし、ここで一生を終えるつもりもない。



ただ・・・



そう簡単にここを出れそうにもないな。



部屋はさっき見渡した限りで何もない。



窓は高すぎて手すら届かない。



鎖紺が出て行った後、私は腕を施錠されてしまった。



床に繋がれているだけで生活するには問題ないが、これも今の状況じゃ外れそうにもない。



「八方ふさがりだ…」



いろいろ考えていると、ふとラックの顔が浮かんできた。



そういえば…私の予感が当たったな…



私がいなくなってわかったらどうなるかな?



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