闇の花~2人の殺し屋~
そうだったんだ。


全然、覚えてなかった。







じゃあ、去年の今日、私達が冷さんのバーで出会った日。



いきなり紹介されたパートナー。


こいつとは正反対だと思い、絶対に合わないと思ったんだっけ?



去年の私はこんな未来が待ってるなんて予想どころか想像もしていなかった。










「ま。俺もこないだ冷さんに言われて気付いたんだけどね」


ニッと笑う山岸。



山岸は夜の仕事を辞めて、今は光の世界で生きている。


それでも個人的に冷さんに会いに行ってるみたい。









そういえば…



「ねぇ、山岸。なんでこの3種類なの?」



すると、“ピタッ”と山岸の
動きが止まった。



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