闇の花~2人の殺し屋~
「・・・・・・『真実の愛』」
えっ・・・・?
「俺から…お前への気持ちだよ」
そう言って山岸は優しく微笑んだ。
私は一瞬、山岸から目を逸らせれなかった。
私にはない、暖かな顔。
「・・・・女の子みたい」
正直な感想。
「なっ!お、俺はただお前が花が好きだと思って…」
「そんなこと一言も言ってない」
少しムスッとした山岸をほっといて私は前に歩き始めた。
大事に花束を持って…
ほんと…山岸は私が考えないようなことをサプライズでする。