闇の花~2人の殺し屋~
それにしても…さっきからラックと角島さんは何かを話している。しかもなんだか楽しそう。

仕事中なのにね…



角島さんとラックが笑っている姿を見て私は考えていた。



ラックにも言った通り角島さんと私は親に対する感情が似ていると思った。


きっと親は憎んではないとはいえ関わりたくないという気持ちは凄くわかる。



過去にいろいろ言われたんだろうな…



形は違うけど私も親と関わりたくない。


最後に会ったときの記憶もほとんどない。






――いつからだろう?


私が笑わなくなったのは…



どうして角島さんはあんなに笑えるの…?



そんなことを考えているとフッと証明が消えた。



「始まったか…」


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