私 の 愛 し い 人 [ホラー]
『はじめまして』

にこりと笑う自分よりはるかに綺麗な女性。

『あー‥彼女、なんだ。
すげぇ好きで‥大事な人だから、お前に紹介しときたくて。』

頬を赤く染めながらはにかむ愛しい琉輝星。

隣の女性も同じ様にはにかむ。

『あ‥‥‥お兄ちゃんみたいな人でいいんですかぁ?!
綺麗だからお兄ちゃんには勿体ない!』

明るく振る舞いながらも心の中は嫉妬、憎悪が渦巻いていた。

『ううん、琉輝星がいいの。
それに琉輝星もすっごいいい人なのよ?
だってカッコイイし優しいし‥逆に私には勿体ないぐらい♪』

恥ずかしそうに、はにかみながら話す女性。

『私は雪梛。
よろしくね、星愛ちゃん♪』

ニコッと笑いながら雪梛は挨拶をした。
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