たとえばこんなスクールライフ
騒ぐ生徒達を見ながら、下平さんは言いました。

「つまり何が言いたいかっていうと…種族差別や人種差別は僕の学園では認めないって事と、この風紀委員会本部の後片付けは、今回の騒動に参加した全員でする事。それが今回の処分って事だ」

「じ、じゃあ…!」

白虎君が下平さんを見上げます。

「ああ」

彼は私の肩をポンと叩きました。

「退学処分は白紙だ。もっとも、その白紙すらもう燃えて残っていないようだがね」



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