たとえばこんなスクールライフ
「君が歌っていたのか」

ある日、私の立つ断崖に、一人の男性が現れます。

スーツ姿、サングラスをかけた、私よりもずっと年上の男性。

魔力も悪意も感じられません。

どうやら人間のようでした。

「筋はいいんだが、如何せん歌が良くない」

その人はサングラスを外し、優しく笑顔を浮かべました。

「今度はもっと幸せな歌を歌ってみないかい?」




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